店舗区画がオフィス区画へ変わったことにより、利用者が減少していた大型共用スペースをテナントワーカー専用のオフィスラウンジにリニューアル。広い空間を有効活用することで、利用率とテナント社員の満足度の向上を目指す。
【エントランス】
入口には、ラウンジの名称『PORT』のロゴを新設しました。『PORT』は「Pacific Office lounge Refresh Trade」の略で、オフィスワーカーの「港」となるこの空間が、異なるテナントワーカー同士をつなぎ、新たな船出の場となるよう思いが込められています
【エントランス】
人が多く行き来する入口には、サイネージを設置し、自然と情報共有ができる設えに。
また、動線をあえてクランクさせ造作壁を設置することで、一般来客の方の進入を防ぐ効果が期待できます。
【イベントスペース】
食事・ミーティング・イベントに活用できる多目的オープンスペース。利用する時間帯と目的によって、様々な使い方が可能です。全面ガラス張りの窓からは、たくさんの光が差し込み、明るく開放的な空間でリラックスした時間を過ごすことができます。
【イベントスペース】
「港に停泊するボート」をイメージし、テーブルと椅子の色は白を選定しました。床面は青色のタイルカーペットにすることで「海」を表現しています。
【リフレッシュ & コミュニケーションスペース】
各社の執務エリアからはなれ、気分を変えて打合せをしたいときや、仕事の合間のモードチェンジの場として活用しています。
また、倉庫の壁面は「岩」模様の壁紙で「島の上の洞窟」をイメージし、白いタイルカーペットは、砂浜を表現しています。
【リフレッシュ & コミュニケーションスペース】
アウトドアテイストのテントのミーティングエリアを設置することで、よりリラックスした空間で打ち合わせができる設えに。遮蔽の度合いを調製できるため、テント内は光を多く取り込むことができ解放感と籠り感を両立しています。テントの隣には、円形状のミーティングエリアを設置。ストリングカーテンが空間をゆるかやかに仕切りっています。非日常的なこれらの空間で打合せを行うことで、一体感が生まれ、議論も活性化します。
【リフレッシュ & コミュニケーションスペース】
エントランス付近には、昼食時にお弁当が出張販売できるスペースを設けています。
【カフェ&ラウンジスペース】
港のデッキをイメージしたこのスペースには、リビングライクなソファー席を設置することで、雑談などのカジュアルコミュニケーションが促進されます。デッキ上のテーブルにはパラソルを用いており、「港の遊歩道」を演出しています。
ストライプ形状の間仕切は波型をイメージして配置し、空間に「抜け感」を持たせ、ゆるやかに仕切っています。
【カフェ&ラウンジスペース】
大型カウンターを設け、コーヒーメーカーや電子レンジを設置し、週替わりで、希望する飲食テナントの昼食販売を行っています。ワーカー同士が集まり、偶発的なコミュニケーションが生まれます。
【ソロワークスペース】
コミュニケーションエリアから少し離れたたエリアに、ソロワーク席を設置。窓際に設置することで、リラックスしながらワークできる設えに。左右に仕切りを設置することにより、周囲の視線を気にせず、適度な籠り感で、ソロワークが可能に。
オープン空間でワーカー同士のコミュニケーションを図る一方、集中スペースを設置することで、「コミュニケーションと個人の集中」の両立を実現しています。
【ソロワークスペース】
野原をイメージしたこのスペースにはソロワーク席の他にテーブル席を設置。壁面のライブラリーコーナーでは、情報のインプットや、落ち着いた環境で思考を深める事ができます。
【テナント紹介コーナー】
共有部分とラウンジを仕切る通路には、外部から一般来客の方が進入しないようオープンシェルフを配置。テナント入居企業の紹介パネルコーナーを設けており、パネルに掲載しているQRコードから各社のホームページをご覧いただけます。お互いを知ることで新たな共創が生まれる事を期待しています。
お客様の声
「PORT」というコンセプトの元、ワーカーたちにとって「港」となるような空間、テナント入居企業のワーカー同士の交流・創造の場として、オフィスラウンジが生まれ変わりました。
以前は、利用時間帯が昼食時に集中しており、大空間が有効活用しきれていませんでしたが、今では、昼食時以外にも、打ち合わせ、ソロワーク、仕事の合間のリフレッシュ、イベントなど様々な目的で活用されています。
ラウンジ内には、カジュアルコミュニケーションが促進されるよう、リビングライクなソファー席や、アウトドアテイストのミーティングエリア、カフェスぺースを設けるなど、社員同士の交流を促す仕掛けが、随所に散りばめられています。
ワーカーたちが、このラウンジを気持ちよく活用し、満足度があがることで、ATCビル自体の価値も向上できていると思います。
この「PORT」がワーカー同士をつなぎ、新たな価値創造の場となることを願っています。