2022年4月26日〜28日の3日間、東京ビッグサイトにて「オルガテック東京2022」が開催されました。
70年近い歴史をもつオルガテックが、本拠地であるドイツのケルン以外で行われるのは初めてのことです。
今回は、その「オルガテック東京2022」に潜入してまいりましたので、その時の様子をレポートいたします!
当日ご来場いただけなかったお客様や、ご来場いただいた方ももちろん、その雰囲気が少しでも伝われば幸いです。
レポートでご紹介している商品「Any(エニー)に関するお問合せはこちらから
オルガテックとは
オルガテックは、2年に一度、ドイツのケルンで開催されるオフィス家具の国際見本市です。
その歴史は70年にもおよび、オフィス家具をはじめ、照明、音響、ファブリック等の世界中のメーカーが出展。建築家やインテリアデザイナー、プランナーなどの専門家が来場する、デザインのためのイベントです。
主催のケルンメッセに対して、日本オフィス家具協会が10年以上オファーを続けた結果、日本オフィス家具協会(JOIFA)との共催というかたちで、業界念願の「オルガテック東京」の開催が実現されました。
テーマは「HYBRID WORK」
今回の「オルガテック東京2022」のテーマは「HYBRID WORK」です。
時代が大きな転換期を迎えようとしているいま、ビジネスにおいても新たなイノベーションが模索され、働き方も多様化が進んでいます。そのような中、今回の、未来のワークシーンを牽引すべき東京は、どんなワークプレイスを創造するのか、その一つの答えに出会えるのが、この「オルガテック東京2022」です。
いざ「オルガテック東京2022」へ
やってきました「東京ビッグサイト」。ここであの「オルガテック」を見ることができます。
世界トップレベルのオフィス家具の国際見本市。最先端のオフィスデザインとワークスタイルがここに勢揃いします。
もう、今からワクワクがとまりません!
会場に到着しました。受付をしてから会場内へ進みます。
おしゃれなブースがいっぱいです。
たくさんの素敵な展示が気になりますが、まずは、コクヨのブースへ。ありました!コクヨのロゴ。
他のブースと雰囲気が異なり、自社のブースながら、「え!これがコクヨ!?オフィス家具!?」と思うほど、
ポップでカラフルなブースが、一際目をひきます。
コクヨのブース「Any Land」へ
コクヨブース「Any Land」は遊園地をイメージしたブースです。
『新たな「 」(あらゆる)を、軽やかに』をテーマに、コクヨのチェアーブランド「Any(エニー)」と同シリーズで現在開発中(2022年末発売予定)の新家具ブランドシリーズ「Any way(エニーウェイ)」のプロトタイプを展示しています。
「Any」は発売以来、世界のさまざまなデザイン賞を受賞したコクヨを代表する製品です。その軽やかさや、リビングライクなデザイン、空間や用途に合わせてフレキシブルに機動できる可変性などが、「オルガテック東京2022」全体のテーマである「HYBRID WORK」とマッチしていることから、この商品の展示となったそうです。
シンプルなデザインやその手触り、座ったときのおしりをすっぽり包み込む感じがとても心地よく、「Any」は、私が好きなコクヨのチェアーの一つです。
オフィスにはいろいろなタイプのチェアーがありますが、ミーティングの際に「Any」を見つけると、私は真っ先にそこへ座ります。マットな色合いもかわいい人気商品です♪
「Any Land」入口です。遊園地の雰囲気がよりいっそうワクワク感を盛り上げます!
まず目に入ってきたのが、「Any Coaster」。家具が空間を自由自在に動き回り、どんな場所にもすぐに行けるジェットコースターをイメージしています。
このブースの土台となっているのは、アジャイルワークです。アフターコロナに向けたニューノーマル時代に中心になると考えられている働き方の一つで、いつでもどこでも働けるようになった新たな時代に、これからのオフィス空間には「これまで以上にコミュニケーションやコラボレーションを促進させる場所、集まる意義のある場所」であることと「オフィスはいかなければならない場所から、ココロ弾む、行きたい場所へ」といった考え方をもとに構築されました。
遊園地をイメージしたポップでカラフルなコクヨブースは”ココロ弾む”場所としてのオフィスを表現しています。
▲「Any Coaster」にはチェアー「Any」が並んでいます。どんな場所でも自在に動かせる俊敏性を表現しています
ジェットコースターの下には、「Any way」のテーブルとスツールがあります。
重量が軽く、脚部にキャスターがついているため、どこにでもすぐに動かせ、いつでも思いついた時にすぐにコミュニケーションをとることができます。サイズもコンパクトのため、狭い空間にも配置できますし、シンプルなデザインが様々な空間になじみます。
また、「Any way」のテーブルは、天板を極限まで薄く16mmとしています。これと細い脚により、軽やかでシンプルなイメージを表現しているのです。
また、テーブルの端がシームレスになっていますが、これは、コクヨ独自のクラフテック技術を活用しています。特殊加工を施したシート状の素材を、独自のラミネート技術でデスクに定着させ、表面を仕上げる新技術です。これにより、端に段差がなく、滑らかでシンプルなデザインが実現されているのです。
開発者がシンプルなデザインを追求してこだわりぬき、コクヨ独自のアイデアや技術がふんだんに盛り込まれている商品、それが「Any way」です。
▲机の端がフラットで、よりいっそうスマートなデザインとなっています。移動させる時の触り心地が気持ちいい♪
そして机から、ひょっこり顔をだしているのが、エナジーポールです。机上からすぐ電源に差し込むことができます。
これは自由に持ち運べどんな空間にも邪魔にならないシンプルなデザインで、コラボレーションワークを加速させるツールのひとつとして「Any way」シリーズから開発されました。
▲オフィスフロアーに散乱する配線問題はこれでクリア!
そして次は、「Any Go Round」へ。
メリーゴーランドのくるくるまわる楽しさと「Any way」の可愛さが、よりいっそうのワクワク感を演出しています。
「Any way」のソファーが空に浮かんでいることで、気持ちが軽くなり、心が弾む様子をイメージしています。
このソファーの前方脚にはキャスターがついていて、背もたれのバーを持ち上げることで簡単に動かすことができます。
次は「Any Balloon」エリアへ。
バルーンがフワフワと空に浮かぶと「Any way」も浮かぶ。「Any」は片手でもてるほど、軽いチェアーなので、そのイメージにぴったりです。
そしてこのピンクは「Any」は新色です!これを商品化するかどうかはお客様の反応などを確認させていただき、今後検討していくそうです。落ち着いたトーンのピンクがとてもかわいくて、このピンクならオフィスにもアリ!と思います。
ぜひ、商品化してほしい…
そして、お気づきでしょうか?
注目なのが、「Any」シリーズのキャスター。本体と同色なのです。キャスターが本体カラーと同色なのは珍しいですよね。通常キャスターは黒色でサイズも大きかったりするので、そこが目に入り重たい印象をうけますが、「Any」シリーズは本体と同色なので、キャスターが「Any」の世界観を崩しません。軽やかでシンプル、スマートな「Any」のまま。
16mmの極薄天板のテーブルやクラフテック技術に同色キャスターといい、開発者の「Any」への拘りが伝ってきます。
「Any Bites」では、リフレッシュした気分で「Any Land」をお楽しみいただけるよう、ポップコーン&ドリンクの提供がありました。「Any way」世界観に合わせたブルーのカラーリングもかわいいです。
「Any Ride」は、実際に商品を体感できるエリアです。はっきりとしたグリーンカラーが空間を引き締めます。
ここではたくさんのお客様に「Any way」を体感いただきました。
そして、ご見学の最後には、ガチャガチャ!ガチャガチャを回すときって、いくつになってもドキドキ・ワクワクしますよね!
ちなみにカプセルの中身は「Any Land」モチーフのマスキングテープがはいっているそうです。
ここにもたくさん行列ができていて、皆様笑顔でガチャガチャされていました!
コクヨブースがグランプリ受賞!
初日の締めくくりには、「ベストプレゼンテーション AWARD Supported by ELLE DECOR」の結果発表がありました。これは、出展した63社のうち10社が選ばれ、さらに選考委員が全体コンセプト・デザイン性・機能性・独自性という4つの観点で準グランプリ3社、グランプリ1社を決定するものです。
その結果、なんとコクヨがグランプリを受賞!!
審査では、「オフィス家具業界が過渡期を迎えた今、業界を根底から変革するために必要な、“ずば抜けたエネルギー”を感じました。各社ともハイレベルでしたが、初回にふさわしい、斬新で思い切ったブースで、強いインパクトとワクワク感をシェアしてくれたのがコクヨでした」との講評いただきました!
すごい!やったー!!
さいごに
以上、「オルガテック東京2022」レポートはいかがでしたでしょうか?
コロナ禍によって迎えたニューノーマル時代。オフィスが再定義される中、オフィスには、よりコミュニケーションやコラボレーションが促進される空間が求められています。
多様化する働き方の一つとして、今後中心となると考えられる“アジャイルワーク”を支えるコクヨのライトネス家具「Any way」の魅力とそのコンセプトは、ご来場いただいた多くのお客様に共感いただきました。
「オフィスは、もっとココロ弾む場所へ」をテーマにカラフルな遊園地をイメージし、遊び心のあるディスプレイで表現した「Any Land」が、お客様をワクワクさせ、楽しい気持ちにさせていただくことができていましたら嬉しい限りです!
そして、このレポートで、すこしでもその“ココロ弾む”オフィスや「Any way」の世界観や魅力を感じとっていたけたら幸いです。