個室ブースとは、仕切りを設置したブースを指し、大きく「個室型」「セミクローズ型」「オープン型」にわけることができます。本記事では、個室ブースを導入する効果やメリット、納入事例について詳しく紹介します。
個室ブースとは
個室ブースとは、「周囲に仕切りを設置したブース」のことです。 自宅やシェアオフィスなどを活用するテレワークや従来通りオフィスへ出社するオフィスワークを組み合わせた働き方であるハイブリッドワークの普及により、個室ブースを導入する企業が増えています。個室ブースには、オープンタイプや個室タイプなどさまざまな種類があります。
個室ブースを導入するメリット
個室ブースを導入することでどのようなメリットがあるのでしょうか。以下で詳しく解説します。
業務内容にあわせて席を選ぶことができる
通常の業務を行う時は執務スペースで、集中して作業したい時やweb会議に参加する時は個室ブースを使う、など業務内容にあわせて、席を変えて働くことができます。このように「その時の気分や業務内容にあわせて働く場を選択する働き方をABW」と言います。ABWの働き方を取り入れることで生産性があがるともいわれています。
▼ABWについて詳しく知りたい方はこちら
音対策ができる
例えば、執務スペースでweb会議をすると、周囲の社員は気が散ってしまい集中しづらくなります。また、周囲の音を拾ってしまうため、web会議の参加者が聞き取りづらくなってしまいます。個室ブースを設置することで、周囲への音を気にせずweb会議に参加することができるでしょう。
情報漏洩を防ぐことができる
個室ブースを設置することで、機密性の高い情報を扱うシーンに対応することができます。防音性のある個室タイプのブースを選ぶとよいでしょう。
個室ブースの選び方
個室ブースは大きく「個室型」「セミクローズ型」「オープン型」にわけることができます。以下で詳しく解説します。
個室型
個室型とは「床、壁、天井のすべてが囲われている完全な個室空間の集中ブース」を指します。そのため、防音性に優れており、機密性の高い情報を扱う時やweb会議をする時におすすめです。クローズ型とも言われています。
セミクローズ型
セミクローズ型とは「床、壁が囲われている個室ブース」を指します。個室型と違い、天井がオープンになっているので、セミクローズ型や半個室型とも言われています。
オープン型
オープン型とは「正面と側面がパーティションで仕切られた個室ブース」を指します。集中作業をしたい時におすすめです。個室型やセミクローズ型に比べて価格をおさえることができます。
個室ブースを導入する時のポイント
大きく「個室型」「セミクローズ型」「オープン型」に分けられる個室ブースですが、有効的に使うための導入ポイントがあります。以下で詳しく解説します。
目的に応じて選ぶ
個室ブースを導入する前に、目的を明確にするとよいでしょう。例えば、音問題がある場合は個室タイプ、集中環境を作りたい場合はオープン型がおすすめです。
目的にあわせて設置場所を変える
目的にあわせて設置場所を変えることで快適に使うことができます。例えば、集中を目的として設置する場合、人通りの多いところを避けて設置するとよいでしょう。また利用率をあげたい場合は、アクセスしやすいところに設置するとよいでしょう。
ルールを決める
社員の共有スペースとなる集中ブースは、事前にルールを決めることで、快適に使えるでしょう。例えば、よく発生する問題として「飲食」「使用時間」があがります。「飲食」については、可否や可の場合のルールを決めるとよいでしょう。「使用時間」については、時間を決める、アラートを鳴らすなどの対策があります。またあわせて、個室ブースの近くにルールを掲示するとよいでしょう。
▼オフィス運用ルールについて詳しく知りたい方はこちら
おすすめ個室ブース3選
おすすめの個室ブースについて、以下で詳しく紹介します。
WORK POD
個室タイプのブースなので、しっかり音対策をしたい時におすすめです。約40秒毎に室内空気が入れ替わる換気性能を備えているため、安心して使うことができます。また、照明や電気や換気ファンなどが標準で装備されています。1人用だけでなく、1on1タイプなどの多人数向けもあります。但し、設置条件によっては、消防設備の増設や移設が必要になることがあります。事前に所轄の消防署に確認するとよいでしょう。
▼WORK PODについて詳しく知りたい方はこちら。
WORK POD
fore
吸音素材を使ったパネルブースでオープンタイプの個室ブースを作ることができます。遮蔽、遮音効果に優れており音の反響も起こりづらいので、web会議をする時におすすめです。パネルの色や椅子を自由に選ぶことができるので、空間のイメージにあわせて使うことができます。
▼foreについて詳しく知りたい方はこちら
fore
verte
半個室タイプのパネル一体型のデスクです。天板の高さが2種類あるので、作業内容にあわせて選ぶことができます。また画面の映り込みを防ぐバックパネルを付けることもできます。タブレットトレーや電源コンセントなどオプションも充実しています。簡易的な個室ブースを作りたい時やウェビナーを視聴する時におすすめです。
▼verteについて詳しく知りたい方はこちら
Verte
個室ブースのオフィス事例
個室・オープンタイプの個室ブース 西日本高速道路エンジニアリング九州株式会社様
ビル全体のリニューアル工事に伴い、オフィスリニューアルをされました。目的や業務内容によって使い分けができるようミーティングルームでは、個室タイプの集中ブースとオープンタイプの個室ブースを採用しています。
▼西日本高速道路エンジニアリング九州株式会社様の事例について詳しく知りたい方はこちら
秘匿性の高い会議を安心して行える環境が実現 関東化成工業株式会社様
遠隔地のお取引様と円滑にコミュニケーションが取れるように新たにWEB会議スペースを設置されました。1人用タイプと4名用タイプを類導入されています。4人用タイプは、web会議での利用以外に、来客者との対面での打ち合わせにも利用されています。情報漏洩を防ぐため、一部曇りガラスシートを貼っています。
▼関東化成工業株式会社様の事例について詳しく知りたい方はこちら
多様な働き方とコロナ禍における安全性の両立 富士電機ITセンター株式会社 東京事業所様
働き方改革を目的とし、全面的にオフィスをリニューアルされました。執務室から少し離れた場所に集中作業がしやすい個室ブースを設置されています。集中作業をしたい時や機密性の高い業務を行う時に利用することが多いそうです。
▼富士電機ITセンター株式会社様の事例について詳しく知りたい方はこちら
まとめ
個室ブースの概要やメリットなどについて解説しました。オフィスへの設置をご検討の際は、ぜひコクヨマーケティングにお問い合わせください。
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