【事例】オフィスラウンジとは?基本レイアウトや空間づくりのポイントを紹介

コミュニケーションを促進し、多様なワークシーンを実現する空間として、オフィスラウンジを設ける企業が増えています。
この記事では、オフィスラウンジの設置を検討している経営者・担当者の方に向け、オフィスラウンジを設置することで得られるメリットや、室内の基本的なレイアウトについて解説します。
オフィスラウンジの事例やおすすめの家具なども紹介させていただきますので、おしゃれかつ快適なスペースづくりにぜひお役立てください。

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オフィスラウンジとは

オフィスラウンジとは、ゆったりとした雰囲気の中で機能的にワークできるラウンジ空間のことで、ミーティングやソロワークなどONの用途だけでなく、ランチやリフレッシュなどのOFFの用途にも使え、時には会議やイベントなど多目的に活用できるスペースです。スペースの呼び方は、カフェテリアや多目的スペースなど、企業によって異なります。

オフィスラウンジの雰囲気は、執務室とはがらりと異なります。たとえばカフェを模したスタイルやスタジオ型などが人気で、従業員はオフィスにいながら手軽に気分を変えられます。ソファースタイル、ハイテーブル&チェアースタイル、ソロワークスタイルなど、設置するオフィス家具もさまざまなタイプがあります。

【成功事例から学ぶオフィスデザイン3選】空間コーディネートのポイントを解説 | コラム | オフィス移転・レイアウト・デザイン | コクヨマーケティング

オフィスラウンジの設置によって期待できる6つのメリット

オフィスラウンジの設置により期待できるメリットについて、業務効率化や企業イメージの向上などの観点から紹介します。

①業務効率化やモチベーションが向上する

オフィスラウンジは従業員の気分転換の場となり、業務効率化やモチベーション向上に役立ちます。大勢が働いているなか外のカフェや喫茶店に出かけるのは、いささか心苦しさを感じるかもしれません。一方、オフィスラウンジなら気軽に利用でき、休憩することに後ろめたさを感じにくいです。従業員に適度な休息を促し、仕事の効率を高めましょう。

②社内コミュニケーションの活性化をはかれる

全従業員が利用できるオフィスラウンジは、コミュニケーションの場としても有効です。いつも自席で働くと、顔を合わせるメンバーが限られてしまいます。マンネリ化した環境では、新しいアイデアが生まれにくいため、オフィスラウンジで所属部門を問わずコミュニケーションをはかりましょう。

③従業員の集中力がアップする

オフィスラウンジはコミュニケーション以外にも多目的に使え、たとえばソロワークも可能です。もちろん執務室でも仕事はできますが、仕事内容によっては1人で没頭したほうがはかどる場合もあります。またコーヒーを飲めるオフィスラウンジでは、カフェインの摂取により、より集中力が向上すると期待できます。

④企業イメージの向上につながる

オフィスラウンジと聞くと、コーヒーを飲みながら打合せできる、人間関係がよく楽しく働けそうなどと、好意的なイメージを持つ方は少なくありません。このようにオフィスラウンジは企業イメージを向上させる傾向があり、求人広告のアピール材料になります。

⑤多目的に活用できる

同じ室内でも、レイアウトや家具を工夫すると多目的に活用できます。持て余している大きな会議室やホールがあれば、オフィスラウンジへの転用を検討してはいかがでしょうか。来客対応や打ち合わせ、セミナーなどに使い、オフィスの資産を有効活用してください。たとえば、おしゃれで快適なオフィスラウンジで来客に対応すると、ブランディングにもつなげられます。

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⑥情報漏洩リスクが少ない

オフィスラウンジは基本的に従業員のみ使用するため、部外者の出入りを抑えられます。シェアオフィスや外部のカフェを利用して仕事をするよりも、情報漏洩リスクを軽減することができます。

【目的別】オフィスラウンジの基本的なレイアウト

オフィスラウンジのレイアウトを考える際は、基本的なレイアウトをベースにしましょう。目的別に適したレイアウトを紹介します。

【リラックス】ソファースタイル

リラックス目的でオフィスラウンジを設置する場合は、ソファースタイルがおすすめです。ソファーは椅子よりも深く腰掛けられ、もたれかかりゆったり座れます。ソファーの弾力や背もたれの角度などにこだわると、オフィスにいながら心地よくくつろげます。

オフィスラウンジソファ席

【コミュニケーション】ハイテーブル&チェアースタイル

コミュニケーションとして活用したいなら、高低差のあるテーブルを組み合わせたハイテーブル&チェアースタイルがおすすめです。ハイテーブルは立ち話やミーティングに適しており、低めのテーブルはソロワーク向きです。
さらにテーブルの高低差により、視線をずらすことでコミュニケーションを取りやすい距離感が生まれます。そのためテーブルを挟んだやり取りも円滑化します。

オフィスラウンジハイテーブル

【ソロワーク向け】一人用ソファーテーブル

ソロワーク用のスペースを作るには、一人用ソファーテーブルがおすすめです。適切なスペースを確保しソファーを並べると、パーテーションで仕切らなくても自然に集中できる環境をつくり出せます。すぐ近くにテーブルがあると、資料や飲み物を置いて作業に没頭できます。

オフィスラウンジソロソファ席

オフィスラウンジの導入事例

オフィスラウンジの導入事例を紹介します。レイアウトを検討する際に役立ててください

タッチダウンオフィスとしての活用も|株式会社トライアルカンパニー様

株式会社トライアルカンパニー様の役員フロアラウンジは、タッチダウンオフィスとして多目的な用途で使用できます。打ち合わせからソロワークまで対応できるように、タイプの異なる家具を複数設置しています。

トライアルカンパニー様_事例写真(KOKUYO)

(画像)株式会社トライアルカンパニー様

ガレージをイメージした共用ラウンジ|株式会社浜野製作所様

株式会社浜野製作所様のラウンジは、インキュベーション施設の共用ラウンジとして活躍しています。ガレージのような空間には、赤や黄色の原色が差し色として使われ、メリハリを感じさせます。最大80名を収容できるので、大規模なセミナーにも使用可能です。

浜野製作所様_事例写真(KOKUYO)

(画像)株式会社浜野製作所様

フロア間のコミュニケーションが図りやすい|尾道造船株式会社様

尾道造船株式会社様は、階段や吹き抜けでつながる各フロアの中央部分に、社員が集まれるスペースを設置しました。上下階をつないだラウンジは開放的で、フロア間のコミュニケーションを促進します。

尾道造船様_事例写真(KOKUYO)

(画像)尾道造船株式会社様

既存食堂を活かしたリフレッシュスペース|東レエンジニアリング株式会社 沼津工場様

東レエンジニアリング株式会社 沼津工場様は、老朽化した食堂をモダンなリフレッシュスペースに改修しました。通路との間仕切りには窓が設けられており、誰がスペースを使っているのか一目でわかります。L字型のカウンターをはさんで立ち話するなどフラットなコミュニケーションも可能です。

東レエンジニアリング様_事例写真(KOKUYO)

(画像)東レエンジニアリング株式会社 沼津工場様

多目的なスペースとして運用|株式会社ニフコ様

株式会社ニフコ様は、オフィス内で一番景色のいい場所にワークラウンジを設置されました。ラウンジは、打ち合わせ・休憩・ランチタイムなど多目的に活用できます。特に大きな窓辺にはカウンター席が設置され、気持ち良くソロワークができます。

ニフコ様_事例写真(KOKUYO)

(画像)株式会社ニフコ様

グランピングをイメージしたフリースペース|株式会社バンダイナムコエンターテインメント様

株式会社バンダイナムコエンターテインメント様は、遊び心あるインテリアが特徴です。グランピングをイメージした家具やセミクローズのブースを設置するなど、リフレッシュ、リラックス、カジュアルな打ち合わせなど、幅広い目的で利用できます。

バンダイナムコエンターテインメント様_事例写真(KOKUYO)

(画像)株式会社バンダイナムコエンターテインメント様

打ち合わせしやすいツールも設置|クローダジャパン株式会社様

クローダジャパン株式会社様は、オフィスラウンジにホワイトボードやモニターを用意し、打合せにも適した環境を整えました。大きな窓からは明るい都会の景色を眺められ、一息つける場所としても人気です。

クローダジャパン様_事例写真(KOKUYO)

 (画像)クローダジャパン株式会社様

ヘッドシェード付きのチェアーでリラックスしやすい|高円宮記念JFA夢フィールド様

高円宮記念JFA夢フィールド様は、広々としたラウンジ・多目的スペースにタイプの異なる複数の家具を配置しました。室内は落ち着きある色味で統一され、休息を取りやすい環境です。特に窓辺のチェアーはヘッドシェード付きで、周囲の視線を気にせずリラックスできます。

高円宮記念JFA夢フィールド様_事例写真(KOKUYO)

画像)高円宮記念JFA夢フィールド様

くつろぎと雑談を楽しめるスペース|一般社団法人日本自動車連盟様

一般社団法人日本自動車連盟様は、カフェ風の木目が印象的なリフレッシュスペースをつくりました。8人掛けのテーブルの中心には大きな植栽が飾られており、インテリアとして楽しむだけでなく、正面からの視線を遮り1人でもくつろげるよう工夫されています。

一般財団法人日本自動車連盟様_事例写真(KOKUYO)

(画像)一般社団法人日本自動車連盟様

オフィスラウンジを設置する際のポイント

オフィスラウンジを設置する際は、家具やインテリアにもこだわるようにしましょう。デザインがちぐはぐで統一感がなかったり、執務室と似たような雰囲気であったりすると、わざわざオフィスラウンジを使う気持ちになりにくいかもしれません。従業員がオフィスラウンジで過ごすことを楽しめるように工夫しましょう。
また、ただおしゃれなだけではオフィスラウンジとしての機能は果たせません。コミュニケーションの促進やソロワークでの利用など、目的に応じた機能を重視してオフィスラウンジを設置しましょう。

オフィスラウンジに置きたいおすすめの家具5選

オフィスラウンジにおすすめの家具について、適したレイアウトやおすすめのポイントを交えて紹介します。

METTI(メッティ)

METTIは、ソファースタイルのオフィスラウンジにおすすめです。1連シートと2連シート、ハイベンチとローベンチなどを自由に組み合わせて配置でき、スペースに応じて融通が利きます。さらにモバイルクッションやオットマンを組み合わせると、より快適に使えます。
【関連製品】METTI(メッティ)|リラックスからワークまで、多様な過ごし方を演出するリラックスソファー

リラックスソファ(METTI)KOKUYO

Region(リージョン)

Regionも、ハイテーブル&チェアースタイルのオフィスラウンジにおすすめです。高さと形、サイズが異なるテーブルは、複数並べて多目的な用途に使えます。高低差とデザインの違いから、ソロワークにもコミュニケーションにも適したスペースに仕上がります。
【関連製品】Region(リージョン)|居心地の良さと適度な距離感を生むオフィスラウンジ向けテーブル

ハイテーブル(Region)KOKUYO

Region Adjustable Counter(リージョン アジャスタブル カウンター)

ハイテーブル&チェアースタイルのオフィスラウンジにおすすめのカウンターです。テーブルの幅を調整できるため、設置したい場所の幅にぴったり合わせられます。天板の高さは720mm、900mm、1,000mmの3種類です。木目調の天板と配線を隠せる仕様で、インテリアと機能性の両立が可能です。
【関連製品】Region Adjustable Counter(リージョン アジャスタブル カウンター)|オーダーメイドのように、空間に収まるアジャスタブルカウンター

カウンター席(Region)KOKUYO

Perso(ペルソ)

ソロワークに適した1人用テーブルです。チルトタイプ、フラットタイプ、コンパクトタイプがあり、チルトタイプはソファーなど後傾姿勢でもPCワークに最適なように天板が傾斜しています。また、チルトタイプとフラットタイプは、スリムな2本脚でスペースを取らず、立ち座りがスムーズです。コンパクトタイプはサブテーブルや簡易ワークまで対応可能です。
【関連製品】Perso(ペルソ)|新しい働き方を提案するパーソナルテーブル

パーソナルテーブル(Perso)KOKUYO

Notion(ノーション)

ハイバックチェアーとローバックチェアーの2種類から選べます。ハイバックチェアーは大きなヘッドシェードが周囲の視線を遮り、共用のオフィスラウンジでも1人の時間を過ごせます。ローバックチェアーはカラーバリエーションが豊富で、機能的ながらインテリアのアクセントにもなります。
【関連製品】Notion(ノーション)|リラックス&ワークをかなえるブラウジングチェアー

ソロ用チェア(Notion)KOKUYO

まとめ

オフィスラウンジは従業員をリフレッシュさせ、コミュニケーションの活性化をはかれます。目的別にレイアウトや家具を考え、よりよいオフィスラウンジをつくりましょう。

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コストを抑えて移転を行いたいです。どんな方法がありますか?

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