ホテルやインテリアショップだけでなく、最近ではオフィスのエントランスや応接室にアロマの導入を検討している企業様が増えています。
「オフィスにアロマの香りを取り入れたいが、どのような方法で導入したらいいかわからない」「オフィス向けの香りが知りたい」などのお悩みの方向けに、オフィスでアロマを楽しむ方法や香りの選び方について解説します。ぜひ参考にしてください
アロマテラピーとは
アロマテラピーとは、植物から抽出した精油と呼ばれるエッセンシャルオイルを用いた自然療法のことです。アロマの香りは古くから美容や健康のために利用されてきましたが、近年ではリラクゼーションや医療現場でも活用されています。
オフィスにアロマを導入するメリット
オフィスにアロマの香りを取り入れるメリットをご紹介します。
抗菌消臭
汗やタバコの匂いなどオフィスのニオイが気になるときに殺菌効果のあるエッセンシャルオイルを使用すると、悪臭の元になる雑菌の繁殖を抑えることができます。消臭後にアロマオイルの心地よい香りが残るので心地いい空間になります。
リラックス・リフレッシュ効果
アロマの芳香成分は自立神経や免疫力を整えてくれるといわれています。とくにストレスを感じたときや気持ちを切り替えたいときに使用すると、気分転換や疲労回復につながりやすいといわれています。
ブランディング効果
近年、香りは新たなブランディング手法として定着しつつあります。たとえば受付に置くことでお客様を迎える空間と香りの両方で企業イメージを伝えることができます。来訪者や就活生に対しても良い印象を持ってもらえるよう、導入する企業様が増えています。
オフィスでアロマを導入するおすすめの場所
オフィスにアロマを導入するなら香り成分を広範囲に届けられるディフューザーがおすすめです。アロマディフューザーを設置するおすすめの場所をご紹介します。
受付
最近、オフィスの受付にアロマを導入する企業が増えています。受付で素敵な香りがすると、その会社に対しても好印象も持ってもらえ、お客様への「おもてなし」の演出をすることができます。最近は内装やインテリアに合わせて香りをコーディネートすることで来訪者に企業のイメージアップを狙って導入する企業が増えています。
リフレッシュスペース
仕事で煮詰まったときやちょっと気分転換したいときにアロマがあると頭の切り替えがしやすくなります。アロマの良い香りによって気持ちの切り替えがスムーズになり社員の集中力の向上が期待できます。さらにアロマの効果によってコミュニケーションの活性化やストレスの緩和など働きやすい環境づくりにも役立ちます。
応接室
応接室は大切な会議や商談を行う重要な空間です。空気が停滞しやすい空間になりやすいので抗菌・防カビ効果のあるアロマを使用すると清潔感を保ちつつ、心地よい香りを広げることができます。また応接室全体にアロマの香りが広がることで、お互いの緊張がほぐれやすくなり商談がスムーズに進む手助けになってくれます。
オフィスでアロマを導入するおすすめの場所
オフィスでアロマオイルを使用するなら、以下の5つの香りをおすすめします。天然香料タイプを選ぶとリフレッシュやリラックス効果が期待できます。
レモン
柑橘系のさわやかな香りが特徴のレモンは、リフレッシュ効果や殺菌作用があります。交感神経を優位にさせる働きがあるので集中したいときにおすすめの香りです。
ラベンダー
アロマの代表的な香りのラベンダーは、フローラル調のフレッシュな優しい香りが特徴です。リラックス効果が高く自律神経を整える作用があるので緊張をほぐしたいときにおすすめです。
ベルガモット
紅茶のアールグレイの香り付けに使われているベルガモットの香りは、柑橘の爽やかさとフローラルな甘さを持った香りです。リフレッシュ作用もあるので気分が沈んでしまうときに使用すると不安感を軽減するといわれています。
カモミール・ローマン
ストレスや緊張をほぐす効果があるカモミール・ローマンはリンゴのような香りが特徴です。大事なプレゼン前など気持ちを落ち着けたいときにおすすめです。
ローズマリー
フレッシュでクリアなハーブ調の強い香りが特徴のローズマリーは、気分が落ち込みがちなときや疲れたときに効果があります。また全身を刺激して活力を与える、記憶力や集中力を高める香りといわれています。
オフィスにアロマを導入する際の注意点
オフィスにアロマを取り入れる際の注意点をご紹介します。
香りの強いアロマを使用しない
オフィスで使用するなら、香りの強いアロマはできるだけ避けたほうが無難です。どれだけ香りのよいアロマでも香りが強すぎると周囲に不快感を与えてしまいます。香りの好みには個人差があるため、万人受けする香りを使用しましょう
芳香範囲に配慮する
社員のなかには嗅覚が敏感で、香りが苦手な方もいるので注意が必要です。オフィスで使用する際は、どのエリアまで香らせたいか、芳香範囲を確認しながら検討しましょう。
皮膚刺激に気をつける
一部のアロマオイルには、皮膚に直接つけると炎症やかゆみを引き起こすものがあります。
肌が敏感な方やはじめてアロマオイルを使用する方は、まず薄く希釈したオイルから試して、少しでも肌に違和感があれば即座に洗い流すようにしましょう。
妊娠中や治療中の同僚がいるか確認する
オフィスでアロマを楽しむ場合は、社員の健康状態や体質に配慮しましょう。
病院から薬を処方されている方や妊娠中の方や皮膚が弱い方はアロマの香りや成分が健康に悪影響を及ぼすかもしれません。アロマオイルを職場で使用する前には、周囲の方の健康状態を確認し、アロマの使用確認をしておくと安心です。
環境に気を付けて管理する
アロマは空気や紫外線、温度の影響を受けるとアロマオイルの成分が変質してしまう場合があります。肌にオイルをつけた状態で日光にあたると色素沈着や炎症などのトラブルにつながる可能性があります。自分や周囲の方の健康を害することのないようアロマオイルの保管場所や使用方法には十分注意しましょう。
オフィスでのアロマ活用事例
コクヨマーケティングのオフィスでのアロマ活用事例をご紹介します。
受付エリアにアロマディフューザーを設置
コクヨマーケティング霞が関オフィスでは、受付エリアの窓際にアロマディフューザーを設置しています。夏場は爽快感を演出するためフレッシュシトラスのアロマを使用しています。足元から香るシトラスのみずみずしい香気が来訪者に好評です。
▲コクヨマーケティング株式会社 霞が関オフィス
業務用のアロマディフューザーには、噴霧濃度が調節できるものやタイマー機能が付いているタイプなど様々な種類があります。どの範囲でアロマをどのように香らせたいかを確認しながらディフューザーを検討しましょう。
来客スペース設置し、香りがコミュニケーションツールに
コクヨマーケティング福岡オフィスでは、オフィスの入口から来客スペースにかけてアロマディフューザーを置いています。クールなミントの香りでお客様をおもてなししています。アロマの香りが足元から自然と香るので初めて来訪する方の会話のきっかけになっています。特に夏場は爽やかな香りがお客様に好評です。
▲コクヨマーケティング株式会社 福岡オフィス
オフィスエントランスのデザインやレイアウトについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
まとめ
オフィス空間にアロマの香りを取り入れれば、リラックス効果やリフレッシュや集中力アップなどさまざまな効果を期待できます。まずはどのエリアで、アロマをどのように香らせたいかを確認しながら検討しましょう。
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