活発な会議や打ち合わせを実現するレイアウトと家具の選び方とは 利用目的に応じたコミュニケーション空間を構築するヒント

会議が時間通りに終わらない、意見やアイデアがなかなか出てこない、活発な議論ができていない・・・ といったお悩みはありませんか。

もしかしたら、会議・打ち合わせコーナーのレイアウトや環境に問題があるのかもしれません。

オフィスには役員会議室や個室会議室、打ち合わせコーナーなどさまざまなミーティングスペースがありますが では、どのような視点で設計していけばよいのでしょうか。 今回は、利用目的に応じた、最適なコミュニケーション空間を構築するためのヒントをお届けします。

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会議空間の条件を整理

まずは会議空間の条件を「目的」「利用者」「人数」の視点から整理し、必要なスペックを洗い出してみましょう。

目的 →スペースに必要な機能を確認

利用者 →家具のグレードを確認

人数 →部屋の広さと家具の必要数を確認

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【最新事例14選】おしゃれな「オフィスレイアウト」の作り方とポイント | コラム | オフィス移転・レイアウト・デザイン | コクヨマーケティング

条件を組み合わせて会議空間をイメージ

続いて、先ほど整理した条件を組み合わせて、それぞれの会議空間のイメージを具現化していきます。

例えば、経営会議などの意思決定を行う場であれば、役員が利用するため「重厚で落ち着いた空間」というイメージになります。また、役員分に加えて、発表者や会議スタッフが入ることも想定して家具のグレードや数量を整理しておく必要があります。アイデア出しを行う場であれば、どちらかというと開放的でオープンな「気軽にコミュニケーションが取れる空間」が適しているとイメージすることができます。

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最適な家具の選び方(役員会議室)

具体的な会議空間がイメージできたらいよいよ家具選びです。

役員会議室、一般会議室・打ち合わせコーナー、多目的会議室の順で家具選びのポイントを3STEPで解説いたします。

役員会議室

まずは会議室空間の雰囲気を大きく左右する「会議テーブル」のデザインを決めます。

役員会議室であれば、テーブルの天板は木目調なのか、木目調でもナチュラル系なのかダーク系なのか、イメージを固めていきましょう。天板に合わせてテーブル脚も決めていきます。木脚であればナチュラルな雰囲気に、アルミ・スチール製であれば洗練されたスタイリッシュなデザインになります。

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続いて、テーブルの形状やサイズを決めていきます。

テーブルの形状には大きく「長方形」と「ボード型」とありますが、もし10名以上の大人数で使用する場合は、横並びで座った際にメンバーの顔を見えやすくするため、ボード型がオススメです。

次にサイズですが、役員が座ることを想定すると一人当たりの座席幅は広めに設定しておくとよいでしょう。座席幅は900mm~ですと隣の人との間隔も広く、ゆったり座ることができます。

最後にテーブルに合わせるイスを決めていきます。

テーブルの天板との相性や、座席幅とも関係してきますが、役員会議室であれば高級感のある革張りのイスなどで上質な空間を演出してみてはいかがでしょうか。

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役員室のレイアウトと構築のポイント | コラム | オフィス移転・レイアウト・デザイン | コクヨマーケティング

最適な家具の選び方(一般会議室・打ち合わせコーナー)

一般会議室・打ち合わせコーナー

続いて、一般会議室・打ち合わせコーナーに最適な家具の選び方です。3STEPは役員会議室と同様になります。

まずは「会議テーブル」のデザインを決めます。一般会議室や打ち合わせコーナーの場合、天板色はホワイトが一般的ですが、最近のトレンドは木目調でリビングライクな空間づくりをされる企業も増えてきています。テーブル脚は、4本脚がスタンダードですが、T字脚であれば人数が急遽増えた場合でも、テーブル脚が邪魔にならないため、角に座ることができます。このように、機能に注目して選ぶとよいでしょう。

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続いて、テーブルの形状やサイズを決めていきます。

テーブルの形状は、社内会議以外に来客や外部パートナーとの商談としても活用するのであれば、一般的な長方形にしておく無難です。アイデア出しのようにアクティブな議論や、リフレッシュコーナーも兼ねる場合は丸型もオススメです。このようにテーブルの形状はコミュニケーションのタイプから選ぶとよいでしょう。

次にテーブルのサイズですが、来客も兼ねる場合は、お客様との一定の距離を保つために、座席幅は700mm~にするなど、ある程度広めに設定しておくとよいでしょう。

最後にテーブルに合わせるイスを決めていきます。

キャスター脚のイスは可動性があり非常に使いやすいですが、通常のイスに比べて少しコストが高くなってしまいます。コスト重視であれば、持ち運びが必要ですがサークル脚や4本脚がよいでしょう。ただし、脚の形状に関わらずスタッキングができるのか等、収納しやすいかどうかは確認しておきましょう。

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最適な家具の選び方(多目的会議室)

多目的会議室

続いて、セミナーや研修など幅広い用途に使える、多目的会議室に最適な家具の選び方をご紹介します。

まずは「会議テーブル」のデザインを決めます。会議テーブルといえば、3人掛けのフラップできるテーブルをイメージされると思いますが、選び方は同じです。まず、天板色はホワイトが一般的ですが、ナチュラル系やダーク系の木目で会議空間を明るくしたり重厚感を出したりすることが可能です。また、足元が気になる場合は、幕板付きのテーブルを選ぶとよいでしょう。

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続いて、テーブルのサイズを、幅と奥行きの面から決めていきます。

先ほどと同様、セミナーなど来客用にも活用する場合、営業部長会議など人数が多く書類を大きく広げる会議を行う場合は、一人当たりの座席幅は700mm~など、広めに設定しておくとよいでしょう。また、奥行きはPCを使ったり書類を広げたりする場合は、600mmあると余裕があります。次にテーブルのサイズですが、来客も兼ねる場合は、お客様との一定の距離を保つために、座席幅は700mm~にするなど、ある程度広めに設定しておくとよいでしょう。

また、多目的会議室の場合、研修であればスクール型、会議であれば短形型やロの字型など、臨機応変にレイアウトを変更できることも重要なポイントです。天板をフラップする際やテーブルを動かす際など、スムーズに移動作業ができるかどうかもテーブルを選ぶときのポイントです。

最後に会議用のイスを決めていきます。

使わない時はコンパクトに収納しておきたい場合は、サークル脚や4本脚といったスタッキングタイプのイスがよいでしょう。ただし、多目的会議室を使う際に、頻繁にレイアウト変更が発生する場合は、動かしやすいキャスター脚のイスを選ぶと持ち上げることなくスムーズにレイアウト変更を行うことができます。キャスター脚の場合でも、収納効率はチェックしましょう。

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さいごに

今回は、会議や打ち合わせを活性化させるレイアウトや家具の選び方テーマに、最適なコミュニケーション空間を構築するヒントをお届けしました。

オフィス移転やレイアウト変更、会議室リニューアルをご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。

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よくあるご質問

オフィスレイアウトに関して

オフィスの平面図が手元にない

ビル管理を担当している不動産会社が図面を保管している場合がございます。ご確認お願いします。
または室内を実測していただき、簡単な図面を作成の上、アップロードいただいても対応可能です。

既存の家具も持込予定なので、レイアウトに加えてほしい

現在、お使いの家具の品名・サイズ・数量を記載したリストを平面図と同様にアップロードをお願いします。
(例)品名:デスク、サイズ:W1000xD700xH700、数量:2台

電話やメールでレイアウトの相談をしたい

無料レイアウト提案サービスのレイアウト対応はリモートでのご相談に限らせていただいております。電話・メール・訪問による相談には対応しておりません。

すでに他社にレイアウト作成を依頼しているが、他のレイアウトも見たいので、作成してほしい

レイアウトの作成を対応させていただきます。
ただし、個別の状況により、対応をお断りする場合がございます。

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オフィスのリニューアルに関して

社内のレイアウトを変更したいのですが、現状図がありません

正確なレイアウト設計を行うため、直接現場へお伺いして実測し、現状図を作成いたします。OA機器、サーバー、電話交換機の配線状況や、家具配置の安全性なども考慮した上で、現状図作成から変更図の作成も可能です。

業務を続けながら施工してもらうことは可能ですか?

ご依頼の内容によって異なります。家具の移動や配線工事であれば、業務を続けながら施工を行う事が可能です。
造作やパーティションの解体など、工具の音が大きく、作業スペースが必要な場合は、ビル管理と調整しながら、土日や夜間を利用して安全に施工を行います。お客様ごとに詳細なお打ち合わせをし、最適なスケジュールをご提案いたします。

どのくらいの費用がかかりますか?

リニューアル費用は、オフィスの現状や、お客様の解決すべき課題、目指す働き方によって、大きく異なります。
コクヨマーケティングでは、オフィスづくりのプロフェッショナルがヒアリングや現状調査を行い、家具やICT、内装工事からオフィスの運用方法まで、幅広いご提案をいたします。お見積りは無料で対応しております。お気軽にご相談ください。

フリーアドレスやWEB会議の導入など、新しい働き方の提案も行っていただけますか?

はい。社会の変化やお客様の課題に対して、柔軟に対応できる働き方を様々な角度からご提案いたします。時代の動きに合わせて、これからの新しい働き方を一緒に考えていただけるのが「コクヨライブオフィス」です。コクヨ社員が多様な働き方を実践するオフィスをご案内させていただきます。

詳しくはオフィス見学のページをご確認ください。

各部署の意見を取り入れたリニューアルを行いたいです。何か方法はありますか?

コクヨの働く環境診断 はたナビ プロ」によって、社員の意識やオフィス環境の課題の見える化と、優先順位付けが可能です。

各社員に専用WEBページの案内をメールで発信し、任意の期間内で64問の質問に回答して頂く仕組みです。

コクヨマーケティングでは、診断結果をもとにレポートを作成、お客様に合ったプランをご提案いたします。診断は無料です。お気軽にお問合せください。