カフェ風オフィスの魅力とは?メリットやレイアウト事例を解説

働き方の多様化が進む現代、オフィスの在り方も大きく変化しています。かつては「毎日行くべき場所」だったオフィスが、今や「行きたくなる場所」への進化が求められています。
テレワークとオフィスワークを組み合わせたハイブリッドワークが普及する中、企業にとってオフィスは単なる仕事場ではなく、従業員を惹きつける魅力的な空間であることが求められています。

この新しいニーズに応える選択肢として注目を集めているのが、カフェ風オフィスです。従来の効率重視の無機質な空間ではなく、快適性と創造性を兼ね備えた居心地の良い環境は、従業員の心をつかみ、自然と足を運びたくなる場所を生み出します。カフェのような温かみのある雰囲気は、コミュニケーションを促進し、新たなアイデアを生み出す土壌となります。

本記事では、そんなカフェ風オフィスの魅力と、実現するためのインテリアのポイント、さらには実際のオフィス事例をご紹介します。従業員が心地よく過ごせ、生産性も向上する理想的なオフィスづくりのヒントをお届けします。

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カフェ風オフィスの魅力

リモートワークが一般化する中、対面でのコミュニケーション不足や業務へのモチベーション低下が課題となっています。この状況を改善するには、従業員が自然と集まり、気軽に会話を交わし、信頼関係を深められる環境づくりが不可欠です。そこで注目されているのが、従業員を惹きつける魅力を持つカフェ風オフィスです。

従来のオフィスの概念を見直し、カフェのような温かみのある空間へとリノベーションすることで、従業員が自ら通いたくなるような職場環境を創出できます。快適で居心地の良い空間は、自然と人々の足を向かわせ、コミュニケーションを促進します。カフェ風オフィスは、単なる仕事場を超えた、創造性と生産性を高める魅力的な環境を提供することができます。

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カフェ風オフィスのメリット

カフェ風オフィスには、従業員と企業の双方に恩恵をもたらす多くのメリットがあります。ここでは、特に重要な3つの利点について詳しく解説いたします。

モチベーションの向上

カフェ風オフィスの最大の魅力は、その居心地の良さと高い自由度にあります。通常のカフェでは、利用者が自分の好みや気分に合わせて席を選択できます。同様に、カフェ風オフィスもこの考え方を取り入れ、ソファ、ミーティングテーブル、カウンター席など、多様な座席オプションをオフィス内に配置することで、従業員は日々の気分や業務内容に応じて最適な場所を選んで仕事に取り組むことができます。

この柔軟性は、従業員にリラックスした雰囲気の中で効率的に仕事を進める機会を提供します。快適で自由度の高い環境は、出社が義務ではない場合でも、自然とオフィスに足を運びたくなる魅力を生み出します。結果として、従業員の会社に対する帰属意識が高まり、チームの一体感も強化されます。

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コミュニケーションの促進

カフェのような開放的な空間は、従業員間の自然な交流を促進します。この環境下では、部署や役職を超えた会話が生まれやすく、チームワークや連帯感の強化につながります。また、リラックスした雰囲気の中での気軽な雑談は、新たなアイデアの創出や部門を超えた協働のきっかけとなることも少なくありません。快適でおしゃれな空間は従業員のモチベーションを高め、日々の業務パフォーマンスの向上にも寄与します。このように、心地よい職場環境の整備は、企業に不可欠な要素となっているのです。

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カフェカウンターを活用したコミュニケーション促進策|コクヨマーケティング福岡オフィスの取り組み

コクヨマーケティング福岡オフィスでは、従業員間の交流を促進するため、オフィス内にあるカフェカウンターにコーヒーメーカーを設置しました。この取り組みをさらに発展させ、「〇〇部長のおごりCOFFEE」という新しい企画をスタート。

「〇〇部長のおごりCOFFEE」は、その名の通り部長陣が提供するコーヒー豆を使用し、社員が無料で楽しめるシステムです。ただし、1人での利用は不可とし、必ず2人以上で利用することをルールとしています。利用の際は、「おごられリスト表」に名前を記入することで、無料でコーヒーを楽しむことができます。

この取り組みにより、部署や役職を超えたコミュニケーションが活性化され、新たなアイデアや協力関係が生まれることが期待されています。また、ユニークな名称により、社員にとって親しみやすく、利用しやすいシステムとなっています。

「〇〇部長のおごりCOFFEE」は以下のブログでご紹介していますので、ぜひ併せてご覧ください。

コクヨ福岡オフィスのコミュニケーション施策-2|コクヨマーケティング

企業のブランディング

魅力的なカフェ風オフィスは、従業員だけでなく、顧客や求職者の心も掴みます。居心地の良さやデザイン性の高さ、そして自由な社風を体現する空間は、強力な企業ブランディングツールとなります。オフィスの内装を通じて企業のアイデンティティを視覚的に表現することで、訪れる人々に好印象を与えることができます。

カフェ風オフィスの導入は、単なる職場改革にとどまらず、企業イメージを大きく向上させる効果があります。創造性を刺激し、働きやすさを追求した環境は、従業員、顧客、ビジネスパートナーなど、あらゆるステークホルダーにポジティブな影響を与えます。

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カフェ風オフィスを実現するインテリアのポイント

カフェ風オフィスを実現するインテリアのポイントをご紹介します。

座席に様々なバリエーションを持たせる

カフェの魅力は、一人でも気兼ねなく利用できる雰囲気と、いつでも立ち寄れる気軽さにあります。この特徴をオフィス空間に取り入れることで、社員が自然と足を運びたくなるような親しみやすい環境を創出できます。

そのためには、多様な働き方に対応できる柔軟性のある空間設計が重要です。具体的には、以下のような多様な席を用意することが効果的です。

ソロワークに適したカフェ風カウンター
ミーティングに利用できるテーブル
リラックスできるソファスペース

これらの多様な選択肢を提供することで、従業員は自身の気分や業務内容に応じて最適な場所を選べるようになります。

このような柔軟な環境設計は、従業員の心理的な安心感を高め、結果としてより生産的で快適な職場環境の実現につながります。カフェの持つ居心地の良さとオフィスの機能性を融合させることで、従業員のモチベーション向上と創造性の促進が期待できるでしょう。

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素材感

カフェ風オフィスの雰囲気を効果的に演出するには、適切な素材選びが重要です。自然な風合いを持つ布地やレザー、木目が美しい家具などを取り入れることで、温かみのある快適な空間を作り出すことができます。また、木とスチールなど異素材を組み合わせたインテリアはスタイリッシュな雰囲気を醸し出す効果も。

壁面や床材の選択も、空間の印象を大きく左右します。レンガやコンクリートのテクスチャを模した壁紙や床材を採用することで、本格的なカフェの雰囲気を手軽に再現することが可能です。これにより、従来のオフィスとは異なる魅力的な空間を作り出せます。

ピー・シー・エー株式会社様|オフィスデザイン・レイアウト事例

照明を空間のアクセントに

照明もカフェ風インテリアには欠かせません。温かみのある電球色の光を選ぶことで、くつろぎの空間を演出し、同時にリラックス効果も期待できます。 オフィス空間では、天井に埋め込まれたダウンライト、レール式のスポットライト、吊り下げ型のペンダントライトなどが人気です。 照明器具のフレームデザインや色、素材を工夫することで、さまざまな雰囲気の創出が可能となり、空間をより魅力的に演出できます。

オフィスの照明についてはこちらの記事で詳しくご紹介していますので、併せてご覧ください。

おしゃれなオフィス照明の選び方や事例 | コラム | オフィス移転・レイアウト・デザイン | コクヨマーケティング

株式会社トータテハウジング様|オフィスデザイン・レイアウト事例

グリーンで空間に潤いを

植物は空間に潤いをもたらします。鉢植えや観葉植物はリラックスしたカフェ風の雰囲気を醸成します。大型の鉢植えは間仕切りとしても活用でき、デスクに組み込まれているタイプや壁面を覆うグリーンも人気があります。

生の植物の管理が難しい場合は、人工のインテリアグリーンやウォールグリーンを選択しましょう。

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カフェ風のオフィスにおすすめの商品

カフェ風のオフィスにおすすめの商品をご紹介します。

DAYS OFFICE(デイスオフィス)|手軽にカフェのような快適空間を

DAYSOFFICEはコクヨのオフィス家具シリーズです。通常、カフェカウンターやファミレス風の席をオフィスに取り入れたいと思っても、家具の造作などが必要で手間やコストがかかってしまいます。でも、DAYS OFFICEならそんな心配は無用です。

DAYS OFFICEの魅力は、その手軽さにあります。面倒な工事や専門知識は一切不要。家具を置くだけで、あっという間に居心地の良い空間が完成します。

DAYS OFFICEなら、カフェのような快適な空間を、手軽にオフィスに取り入れることができます。オフィスの雰囲気を変えたい、でも大がかりな工事は避けたい、そのような場合にぴったりです。

ソファ席やハイカウンターがあるカフェ風なスペース

オフィスラウンジ「DAYS OFFICE」|オフィス家具|コクヨ ファニチャー

カフェ風オフィスのレイアウト事例

カフェ風オフィスの具体例を参照することで、オフィスの全体像をより明確にイメージすることができます。以下に、カフェ風オフィスの事例を紹介いたします。

空間演出にこだわった多目的なオフィスラウンジ

カフェカウンターをオフィスラウンジに設置。社員同士のコミュニケーションを誘発するために、無料で飲める給湯器やコーヒーマシンなどを置いています。

エリアの中心に、シンボルツリーを設置し社員の憩いの場の空間演出。ファミレス席や大きなテーブル席を用意することで、ミーティングシーンにあわせて使い分けができるようになっています。

リラックスできるソファ席や大きい窓とみなとみらいの景色の良さを活かした休憩スペースなど、多様な席を用意しています。このスペースは、床を上げ視線を変えることで気分転換を促進しています。

社員ファーストのオフィス空間構築 | オフィスレイアウト・デザイン事例 | オフィス移転・レイアウト・デザイン | コクヨマーケティング

グリーン溢れる癒しのカフェ風オフィス

壁面のグリーンが解放感ある爽やかな雰囲気を創出し、従業員のリラックスを促します。

座席は、ソロワーク用のカウンター席、くつろげる小上がりの畳、カジュアルな打ち合わせに適したソファ席など、多様なオプションを用意。気分や業務内容に応じて最適な場所を選べます。

社内若手メンバーPJによるリフレッシュルームとミーティングスペース構築 | オフィスレイアウト・デザイン事例 | オフィス移転・レイアウト・デザイン | コクヨマーケティング

木目調のエントランスが温もりを感じさせるオフィス

まるで休日に訪れる好きな場所のような、明るく魅力的な印象を与えるエントランス。床や家具に用いられる木目とコーポレートカラーのオレンジが調和し、一歩足を踏み入れると、まるで自分のお気に入りの空間に来たかのような心地よさを感じることができます。

執務スペースには、窓面にソファ席を設置しています。ここは、窓の外の景色を眺めながら、ほっと一息つける空間です。また、リラックスした雰囲気の中で打合せも可能です。グリーンのタイルカーペットは自然を連想させる色合いが、目に優しく、心を落ち着かせてくれます。

会社に行くことが楽しみに。社員が幸せになれるオフィス | オフィスレイアウト・デザイン事例 | オフィス移転・レイアウト・デザイン | コクヨマーケティング

小上がりとカフェカウンターのあるオフィス

エントランスは白を基調とした壁面と木目調の床材を採用し、ナチュラルで明るい印象を与え、訪れる人を温かく迎えます。

執務エリアはフリーアドレス制のオープンな空間で、従業員間のコミュニケーションを促進します。一方で、集中作業やWebミーティングに適したブース席など業務内容に応じて最適な環境を選択できます。

オフィス内にはカフェ風のカウンターや小上がりが設けられています。これらのスペースは、リラックスした雰囲気での打ち合わせや気分転換に最適です。

フレキシブルワークを推進するオフィス | オフィスレイアウト・デザイン事例 | オフィス移転・レイアウト・デザイン | コクヨマーケティング

カフェ風のカウンターテーブルがオフィスのシンボルに

オフィスの中央は、カウンターテーブルが設置されており、従業員のリフレッシュやカジュアルなコミュニケーションの場として機能しています。この中心的な位置にあるカウンターは、部署や役職を超えた交流を自然と促進し、創造的なアイデア交換の場となっています。

ミーティングコーナーには、ファミレス席が設けられており、くつろいだ雰囲気の中で打ち合わせや商談を行うことができます。

社員とお客様とのつながりを強くし、オフィスを育てていく | オフィスレイアウト・デザイン事例 | オフィス移転・レイアウト・デザイン | コクヨマーケティング

まとめ

カフェ風オフィスは、従来の効率重視の無機質なオフィス空間ではなく、快適性や創造性を兼ね備えた居心地の良い環境を提供します。温かみのある雰囲気は、従業員の心をつかみ、自然と足を運びたくなる場所となるでしょう。さらに、活発なコミュニケーションを促進し、新たなアイデアを生み出す土壌となります。

コクヨマーケティングでは、カフェ風オフィスのデザインやレイアウトのご提案を行っています。オフィスをもっとおしゃれに機能的な場へとアップデートしたい方は、ぜひご相談ください。

コクヨの社員が働くオフィスを見学できる「オフィス見学」のお申し込み受付け中です。新しい働き方やオフィスづくりのヒントが満載です。ご来場をお待ちしております。

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よくあるご質問

オフィスの移転に関して

コストを抑えて移転を行いたいです。どんな方法がありますか?

コストを抑えた移転は、移転先ビルの選定から始まります。

お客様の働き方から、出勤率やオフィス機能を見極め、契約面積を最適化する事が重要になります。

ぜひ、移転先のビル検討からご相談ください。

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見積もりを依頼する際に用意しておくことはありますか?

移転費用は、オフィスの面積や諸条件によって大きく異なります。

基本的には弊社の担当者が現場へお伺いし、現地調査を行った上で、お見積りを作成いたします。

現状の平面レイアウト図や移転先の図面をご用意いただければ、より早くお見積りが可能です。

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見積もり段階での費用は発生しますか?

基本的にお見積りは無料で対応しております。費用が発生する場合は、事前にご連絡いたします。お気軽にご相談ください。

大体どのくらい前から準備をすれば良いですか?

平均8ヵ月~1年程度の準備期間が必要です。規模にもよりますが、短期の移転でもコクヨマーケティングなら、計画立案から移転先オフィス運用までのスケジュール提案・管理が可能です。

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オフィス移転の経験がないため、何から手を付ければ良いか分かりません

お客様の環境・状況によって、何から始めれば良いのかは全く異なります。
コクヨマーケティングでは、ヒアリングや現状調査を行う事で、お客様それぞれのゴールイメージを明確化し、いつまでに何を行う必要があるのかを適切にご提案いたします。

移転準備の業務まで手が回るか心配です

年間25,000件以上の実績を持つコクヨマーケティングは、お客様の移転プロジェクトを円滑に進めるために、移転先ビルの選定からオフィスの運用まで、ワンストップでサポートいたします。経験豊富な弊社のスタッフにおまかせください。

オフィスのリニューアルに関して

社内のレイアウトを変更したいのですが、現状図がありません

正確なレイアウト設計を行うため、直接現場へお伺いして実測し、現状図を作成いたします。OA機器、サーバー、電話交換機の配線状況や、家具配置の安全性なども考慮した上で、現状図作成から変更図の作成も可能です。

業務を続けながら施工してもらうことは可能ですか?

ご依頼の内容によって異なります。家具の移動や配線工事であれば、業務を続けながら施工を行う事が可能です。
造作やパーティションの解体など、工具の音が大きく、作業スペースが必要な場合は、ビル管理と調整しながら、土日や夜間を利用して安全に施工を行います。お客様ごとに詳細なお打ち合わせをし、最適なスケジュールをご提案いたします。

どのくらいの費用がかかりますか?

リニューアル費用は、オフィスの現状や、お客様の解決すべき課題、目指す働き方によって、大きく異なります。
コクヨマーケティングでは、オフィスづくりのプロフェッショナルがヒアリングや現状調査を行い、家具やICT、内装工事からオフィスの運用方法まで、幅広いご提案をいたします。お見積りは無料で対応しております。お気軽にご相談ください。

フリーアドレスやWEB会議の導入など、新しい働き方の提案も行っていただけますか?

はい。社会の変化やお客様の課題に対して、柔軟に対応できる働き方を様々な角度からご提案いたします。時代の動きに合わせて、これからの新しい働き方を一緒に考えていただけるのが「コクヨライブオフィス」です。コクヨ社員が多様な働き方を実践するオフィスをご案内させていただきます。

詳しくはオフィス見学のページをご確認ください。

各部署の意見を取り入れたリニューアルを行いたいです。何か方法はありますか?

コクヨの働く環境診断 はたナビ プロ」によって、社員の意識やオフィス環境の課題の見える化と、優先順位付けが可能です。

各社員に専用WEBページの案内をメールで発信し、任意の期間内で64問の質問に回答して頂く仕組みです。

コクヨマーケティングでは、診断結果をもとにレポートを作成、お客様に合ったプランをご提案いたします。診断は無料です。お気軽にお問合せください。