オフィス移転やリニューアルなどを考える際、オフィスデスクを一新するケースもあるでしょう。
オフィスデスクのサイズは業務効率に大きな影響を与えるため、サイズ選びは重要です。
今回は、オフィスデスクのサイズや選び方のポイントなどを解説します。ぜひ参考にしてください。
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オフィスデスクのサイズを選ぶ際のポイント
オフィスデスクのサイズは、働き方や業務内容に合ったものを選ぶことが非常に大切です。
以下では、オフィスデスクのサイズを選ぶ際のポイントを3つ紹介いたします。
オフィススペースの大きさや必要な台数を確認
まずは、オフィスデスクを置くスペースを把握します。
デスクが大きすぎると通路が狭くて不便だったり、ワーカー同士の距離が近すぎて圧迫感を感じたりします。
デスクを使うワーカーの人数や、どのような作業で使うのか、今後予想されるワーカーの増減などの、
様々な面を考えた上で、どのくらいの大きさのデスクが何台必要なのかを考えましょう。
作業内容に合ったサイズを選ぶ
例えば、デスク上に大きな図面を広げる必要があったり、ディスプレイを複数台使用したりする場合など、
作業内容によって適切なデスクのサイズは異なります。
また、個人書類を保管する必要がある場合は両袖に引き出しのついた大きなデスクが必要になる一方、
移転やリニューアルを機にペーパーレス化を進めることによって、
当初必要だったデスク面積がいくらか削減できる可能性もあります。
デスクのサイズを考えることは、働き方を見直すきっかけにもなると言えます。
将来的なレイアウト変更も考慮
コロナ禍によって私たちの生活が大きく変わり、オフィスにも変化が求められました。
オフィスの役割は常に同じとは限りません。社会の変化に応じて、
素早く適切なオフィスレイアウトに変えられるデスクが便利です。
レイアウト変更に対応しやすい小さめのサイズや、キャスターのついたタイプのデスクなどを選んでおくと、
フレキシブルにレイアウトを変更することが可能になります。
オフィスデスクのサイズに関する基礎知識
デスクサイズは「幅(W)」「奥行(D)」「高さ(H)」の3辺で表します。
また、ほとんどの場合、単位はmm(ミリメートル)で表されます。
- 幅 (W) wide
- 奥行(D)depth
- 高さ(H)height
【オフィスデスクサイズ(W:幅)】
一般的なオフィスデスクの幅を、大きく4つに分けて紹介いたします。
~幅1000mm(100cm)
コンパクトなサイズ感で、外回りが多くデスクで仕事をする時間の短い営業職や、
ノートパソコンなどコンパクトな機器を使用しているワーカーに向いています。
ただし、紙の資料を広げる作業には少し不向きなサイズです。
幅1200mm(120cm)
標準サイズのデスクで人気があります。デスクトップパソコンや電話、文房具や書類を広げても作業できるサイズです。
幅1000mmだと狭いけれど1200mmだと大きいという場合は、幅1100mm(110cm)タイプがおすすめです。
幅1400mm(140cm)
標準サイズよりも大きめで、ややゆったりとしたサイズ感のデスクです。
デスクトップパソコンと一緒に、図面やファイル資料などを広げて作業する場合に適しています。
また、両サイドに収納ワゴンが必要な場合は、1400mm以上のデスクを選ぶと良いでしょう。
幅1500mm(150cm)~
幅1500mmはかなり大きなサイズ感のデスクで、役員クラスが使うような大きさです。
また、大型のパソコンを業務で使用したり、モニターを複数台並べて作業したりする場合も
1500mm以上の大き目のサイズを選ぶと余裕があります。
【オフィスデスクサイズ(D:奥行)】
オフィスデスクの奥行は、大きく分けて4種類です。それぞれのサイズの特徴を解説します。
奥行600mm(60cm)・650mm(65cm)
奥行600~650mmは一般的なデスクサイズより少し小さ目です。
しかし、モニターの薄型化やノートパソコン利用の増加などにより、
奥行600~650mmのデスクでも十分快適に作業ができるようになりました。
これらの奥行を選んでデスク面積を削減する事で、オフィス全体にゆとりを持たせたり、
かわりに収納庫やミーティングスペースなどを設置したりする事もできます。
奥行700mm(70cm)・750mm(75cm)
700mmは標準サイズの奥行です。パソコンを設置してもゆとりがあるため、
パソコン作業と並行して書類の仕事を行うことも可能です。
750mmは、机上に書類や書籍を立てて保管する余裕がありますが、コンパクトさはやや欠けるサイズでもあります。
【オフィスデスクサイズ(H:高さ)】
最後に、オフィスデスクの高さについてご説明します。
高さ720mm(72cm)
一般的なオフィスデスクの高さです。日本人の平均身長に合わせて定められたもので、
一般社団法人 日本オフィス家具協会(JOIFA)によって推奨されています。
海外では750mmや800mmも使われていますが、
日本人の場合740mmを超えると少し高いと感じるケースが多いようです。
実際に働く社員の体型や身長に合わせて選ぶようにしましょう。
高さ700mm(70cm)
一般的なオフィスデスクの高さです。日本人の平均身長に合わせて定められたもので、
一般社団法人 日本オフィス家具協会(JOIFA)によって推奨されています。
海外では750mmや800mmも使われていますが、
日本人の場合740mmを超えると少し高いと感じるケースが多いようです。
実際に働く社員の体型や身長に合わせて選ぶようにしましょう。
サイズ以外のデスク選びのポイントと主なオフィスデスクタイプを紹介
デスクを選ぶ際には、オフィスのイメージによって形や色を決めることも大切です。
また、デスクには様々な種類があるため、以下では主なデスクタイプを紹介します。
オフィスの広さや業務内容なども考慮し、どのデスクタイプを選ぶか検討しましょう。
平机(平デスク)
平机は、シンプルなタイプのオフィスデスクです。
収納がついておらず、すっきりとした見た目です。固定席でもフリーアドレスでも使う事ができます。
レイアウトを頻繁に変える場合は、キャスターが付いているタイプが便利です。
収納スペースが必要だったり、荷物が多かったりする場合は、別途ワゴンなどの収納機能を用意する必要があります。
ロングデスク
平デスクの仲間で、幅が広く1つのデスクを複数人で使うことが前提でつくられています。
例えば、幅3600のロングデスクを3人(1人あたり1200mm)で使っていたところ、
1人増えて4人(1人あたり900mm)で使うなど、増員にも簡単に対応できるのがロングデスクの特徴です。
※フィジカルディスタンスの確保が必要な場合は、人と人との距離が2,000mmになるよう設定します。
袖机(片袖デスク・両袖デスク)
袖机とは、左右どちらか、あるいは両方に収納が付いているタイプのオフィスデスクです。
事務机と聞くと、一般的に思い浮かぶのがこのタイプです。個人の書類や用具を収納することができます。
その一方で、座る位置が固定されるため、フリーアドレスには不向きです。
デスクを動かすためには一度収納の中のものを出す必要があるため、組織変更にもやや時間がかかります。
L字デスク
L字デスクとは、名前の通り机上面がL字型のデスクです。
モニターを複数設置したり、大き目の資料や図面を広げたりする必要にある仕事に適しています。
個人の収納スペースが多めに必要な職種にもおすすめです。
袖机と同じように、レイアウト変更はしづらいデスクのタイプでもあります。
個別ブース型デスク
個別ブース型デスクとは、サイドパネルなどによって個別ブースのような空間がつくられたデスクです。
周囲を気にせず集中して作業を行いたい場合などに適しています。
働き方に合わせたおすすめデスクタイプの例
デスクタイプは働き方に合わせて選ぶと良いでしょう。ここでは、業務内容に適したデスクタイプを紹介します。
パソコンや書類を扱いやすいデスク
書類を広げながらパソコン作業を行う場合は、デスクの幅や奥行に余裕を持たせると良いでしょう。
特に個人の書類が多い業務であれば、作業スペースと収納スペースが確保できるデスクが適しています。
フリーアドレスやオープンスペースに適したデスク
フリーアドレス席や誰でも利用できるオープンスペースの場合は、
個人収納が不要なため、シンプルな平机がおすすめです。
キャスタータイプのデスクを選ぶと、簡単にレイアウト変更を行う事もできます。
会議室での使用に適したデスク
会議などに使用するデスクも平机が向いています。
その中でも、軽量タイプや折りたたみ式、キャスター付きなど、移動させやすいものならレイアウトを変えやすく、
会議以外にもワークショップや社内イベントなどに使う事ができます。
会議テーブルの場合、オフィスデスクよりも1人あたりの机上面積は小さく、
幅600~900mm、奥行450~600mm程度が一般的です。
まとめ
オフィスデスクは、業務内容や目指したい働き方に合わせて選ぶことが重要です。
コクヨマーケティング株式会社では、年間25,000件以上の豊富な実績から、お客様に最適な空間提案を行っています。
コクヨ社員が実際に働くオフィスを体感できる「オフィス見学会」も実施しておりますので、
デスクを実際に見たり触ったりしながらご検討頂けます。ぜひ、お気軽にお問い合わせください。
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