「やってます」から「見えます」へ!サステナビリティ活動の成果を効果的に伝えるコツ

KM福岡総務K.K

みなさん、こんにちは。サステナビリティ推進やエコ活動に取り組んでいるけれど、その成果がなかなか伝わらない、社員の参加が広がらない…なんて悩んでいませんか?今日は、そんな悩みを解決するヒントとして、活動の成果を効果的に伝え、社員の参加を広げる方法をお話しします。

目的とゴールを具体化する

まず大切なのは、目的とゴールを具体的に示すことです。漠然とした目標では、成果を伝えるのが難しいですよね。
例えば、「今年度はコピー用紙の使用量を前年比10%削減」「社内の電気使用量を〇%削減しCO2削減に貢献しよう」など、具体的な数字を掲げましょう。当社では毎年「環境目標設定説明会」を開いて、目標や行動指針を共有しています。これにより、活動の進捗や成果が明確になり、社内全体で共有しやすくなりますよ。

具体的な行動で成果を示す

具体的な行動に落とし込んで、その成果をわかりやすく示すことも大切です。自分たちの活動が本当に役立っているのか、実感したいですよね。そこで、私たちの会社で実際に行っている取り組みをご紹介したいと思います。

当社では「古着deワクチン」まごころプロジェクトに参加しています。このプロジェクトは、「日本リユースシステム株式会社」「株式会社リクルート」「認定NPO法人世界の子どもにワクチンを日本委員会」で共同企画されている活動です。
福祉作業所で製造された専用の回収キットを購入し、不要になった古着を運営会社に送ることで開発途上国に輸出、現地での再利用や選別・販売のための雇用創出がなされ、キット1口で20人分のポリオワクチンを寄付することができるという活動です。これまでに社員から集めた古着が540キロにもなり、ポリオワクチン500本の寄付ができました。こうした数字で示すと、自分たちの行動がどれだけ大きな貢献につながったのか、実感しやすいですよね。

古着deワクチンまごころプロジェクト

「古着deワクチン」まごころプロジェクトの取り組みについては、こちらのブログで詳しくご紹介していますので、ぜひ併せてご覧ください。

【SDGsの取り組み】古着deワクチン まごころプロジェクトに参加しました!|コクヨマーケティング

こまめな情報発信で活動を共有する

活動を継続し、その意義を広めるには、こまめな情報発信が欠かせません。
当社では、「プチエコ情報」と名付けて、環境に関する情報を社内の掲示板で発信しています。日々の環境活動の成果や最新の環境トピックスを共有することで、社員の環境意識が高まっていきます。

プチエコ情報_10月表紙

プチエコ情報

プチエコ情報

▲10月のプチエコ情報では、7月に実施した「ライトダウンキャンペーン」の振り返りを発信

ライトダウンキャンペーンについては、こちらのブログでご紹介していますので、ぜひ併せてご覧ください。

クールアース・デーを通じて地球環境について考える|コクヨマーケティング

さらに、定期的な報告会を開催するのもおすすめです。サステナビリティ活動の進捗状況や成果、課題などを共有し、他部署からのフィードバックも得られます。社外向けには、自社のウェブサイトやSNSで活動内容を発信したり、地域のSDGs関連イベントに参加したりするのも効果的ですよ。

継続的な取り組みで意識を高める

環境活動は、一回やって終わりではなく、コツコツ続けることが大切だと感じています。当社の「環境目標設定説明会」「プチエコ情報」「古着deワクチン」、どれも継続的な取り組みです。これらを続けていくうちに、社員の環境への意識が高まり、日々の業務の中でも環境を考える人が増えてきています。最後に、経営陣と連携することも重要です。年に1度マネジメントレビューを行い年次の事業報告書に成果を盛り込んだりすることで、全社的な取り組みとして位置づけてもらいましょう。皆さんの地道な努力は、必ず会社や社会に貢献しています。これらのアプローチを試して、みなさんの取り組みを効果的に伝えてくださいね。

オフィス見学

コクヨ社員が実際に働くオフィス体感いただける「オフィス見学」、オフィスや働き方の課題解決のヒントが満載です。