あなたは最近、仕事で褒められていますか?
いくつになっても褒められると嬉しいものですよね。
私は今でも上司に褒められると、やる気スイッチがオンになる感じがします。
そんな私も管理職という立場にたって、いざ部下を褒めようとしても、これが意外と難しい。
どうすれば効果的にそして自然に褒められるのか、試行錯誤の日々が続いています。
今回は、そんな私が日々実践している「褒め方」のコツをお伝えしたいと思います。
「褒める」って、実はちょっと難しい?
管理職に就いたばかりの私は、部下への声かけに慎重になりすぎていました。
パワハラと受け取られないか、過度に気を遣うあまり、適切な言葉がけができずにいたんです。
そんな時、ふと思いついて他部門の先輩管理職の方々に「効果的な褒め方」について相談してみました。すると、新たな発見がありました。
私なりの「褒め上手」を目指す4つのアプローチ
タイミングは"その場、その時"
良いパフォーマンスを見たら、できるだけすぐに褒めるようにしています。特に、チームミーティングなど、みんなの前で褒めると効果的だと感じています。ただし、個人のプライバシーに関わる内容や、他のメンバーとの比較になりかねない内容は、個別に伝えるようにしています。
具体的に、何がよかったかを伝える
「よくがんばったね」だけでなく、「この案件の対応、本当によかったよ。特に顧客の要望を的確に把握して、迅速に対応案を提示できたのが素晴らしかった」「段取りがうまいね、さすが!会議の事前準備から当日の進行まで、完璧だったよ」など、具体的に褒めるよう心がけています。相手の強みを明確にすることで、さらなる成長につながるかもしれません。またチームミーティングなど、みんなの前で褒めるようにして、その行動がチームや会社にどのような良い影響を与えたかも伝えるようにしています。
小さな努力も見逃さない
大きな成果だけでなく、日々の小さな進歩や努力も褒めるようにしています。例えば、難しい課題に取り組んでいる時は「こんな複雑な問題に挑戦しているんだね、すごいよ。粘り強く取り組む姿勢に感心しているよ」と声をかけたりします。また、失敗した時でも、そのプロセスや学びを褒めることで、挑戦する勇気を奪わないよう気をつけています。
メールの返信、リアクションはマスト!
部下からの連絡はどんな内容でもリアクションするようにしています。うちの会社ではSlackを使っているのですが、絵文字スタンプを活用したり、どんなことでもリアクションをするようにしています。(リアクションなしは寂しいらしいです・・)ささいなことですが、こういったこうした小さな気づかいの積み重ねが、大事だと思っています。
「褒める」の真価:信頼関係を築く効果
褒めることは、単にモチベーションを上げたり、職場の雰囲気を良くするだけではありません。上司が部下を褒めるということは、部下の仕事をきちんと見て、評価しているということの証でもあるのです。部下の立場からすれば、自分の努力や成果が認められているという実感が湧きます。これが上司への信頼感につながり、良好な関係性を築く基盤となります。そして、この信頼関係があれば、時に厳しい指導や叱責が必要な場面でも、その真意が正しく伝わるのではないかと思っています。
まだまだ試行錯誤の毎日ですが、私たち管理職が率先して「褒める」を実践していくことで、チーム全体に良い変化が広がっていっているような気がします。この取り組みを続けることで、メンバー同士でも自然と褒め合える雰囲気が生まれ、お互いを高め合える素敵な職場ができたら素敵ですよね。